PowerTools ActiveReports for .NET 9.0J
WPFビューワの使用
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ActiveReportsは、レポートのロードや表示に使用できるWPFビューワを備えています。このビューワにはツールバーとサイドバーがあり、サイドバーには[サムネイル][検索][ドキュメントマップ][パラメータ]の各ペインが含まれます。

注意: WPFブラウザアプリケーションを部分的に信頼するアプリケーションとして実行すると、TargetInvocationExceptionが発生します。部分的な信頼でWPFブラウザアプリケーション実行するには、後述の「部分的な信頼でWPFビューワの実行」の手順を行ってください。完全な信頼を設定するには:

  1. Visual Studioの[プロジェクト]メニューから、プロジェクト名のプロパティを選択します。
  2. [セキュリティ]タブで、[ClickOnceセキュリティ設定を有効にする]の下に、[これは完全に信頼するアプリケーションです]オプションを選択します。

WPFビューワのツールバー

WPFビューワのサイドバー

WPFビューワでのレポートの表示

以下の手順に従ってWPFアプリケーションプロジェクトを設定します。

  1. 新しいWPFアプリケーションプロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトを開きます。
  2. 新しいプロジェクトの場合は、Visual Studioのソリューションエクスプローラで、プロジェクト名を右クリックして[追加] - [新しい項目]を選択します。
  3. [新しい項目の追加]ダイアログが表示されたら、[ActiveReports 9.0J ページレポート][ActiveReports 9.0J RDLレポート]、[ActiveReports 9.0J セクションレポート(コード)][ActiveReports 9.0J セクションレポート(XML)]のいずれかを選択します。これにより、必要な参照がプロジェクトに追加されます。
  4. ツールボックスのActiveReports 9タブからViewerコントロールをドラッグし、MainWindow.xamlのデザインビューにドロップします。
  5. ソリューションエクスプローラで、プロジェクト名を右クリックして[追加] - [既存の項目]を選択し、ビューワにロードする既存のレポートを選択します。
  6. [プロパティ]ウィンドウで、レポートを選択した状態で[出力ディレクトリにコピー][常にコピーする]に設定します。
  7. MainWindow.xamlで、ビューワを選択した状態で[プロパティ]ウィンドウに移動し、Loadedイベントをダブルクリックします。
  8. MainWindowのコードビューが表示されたら、以下に示すレポートをビューワにバインドするコードをviewer1_loadedイベントに追加します。これらの各コードスニペットは、プロジェクト内のレポートが、指定された型のデフォルト名を持つレポートであると想定しています(レポート名を変更した場合は、コードでも同様にレポート名を変更する必要があります)。
    メモ: WPFビューワにレポートをロードする他の方法については、LoadDocumentメソッドを参照してください。
    注意:Visual Studio 2012/2013でVisual Basicを使用した場合、デフォルトではライセンスファイル(Licenses.licx)がプロジェクトに含まれません。このため、ビルド時にライセンスエラー(「アプリケーションにライセンスが正しく付与されていません」)が発生します。手動でLicenses.licxファイルをプロジェクトに含めたうえでプロジェクトをビルドしてください。詳細な手順ついてはアプリケーションのライセンスの組み込みを参照してください。

    Visual Basic

    C#

その他の機能

ビューワを効果的に使用するために役立つその他の機能について説明します。

ショートカットキー

印刷の詳細設定

部分的な信頼でWPFビューワの実行

app.mainfestファイルに設定されているアクセス許可をカスタマイズすることによって、部分的な信頼でWPFアプリケーションを実行することができます。アクセス許可をカスタマイズする際にMediaPermission、UIPermissionなどのようなアクセス許可を明示的に設定する必要があります。以下の手順は、部分的な信頼でWPFビューワを実行する方法を説明します。

メモ: 次の手順は、WPFアプリケーション上にWPFビューワコントロールを配置したことを前提としています。
  1. [ソリューションエクスプローラー]では、WPFアプリケーションを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
  2. プロパティページでは、[セキュリティ]タブを選択します。
  3. [セキュリティ]タブでは、[アプリケーションのインストール元のゾーン]オプションから「カスタム」を選択します。
  4. app.mainfestファイルを開くために[アクセス許可 XMLの編集]ボタンをクリックします。
  5. app.mainfestファイルでは、 <applicationRequestMinimum> </applicationRequestMinimum>タグ内にあるすべてのコードを以下のコードと置き換えます。

    XMLコード

  6. [F5]キーを押して、WPFアプリケーションを実行します。
メモ: 部分的な信頼における制限は、WPFビューワにも当てはまります。詳細については「Medium信頼レベル環境での使用について」を参照してください。
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